【自覚するだけで損しない?!心理現象7選!】心理学を理解して可処分資産を守る

あまり利用していないのに、何となくサブスクリプションサービスを契約し続けていたりする事はないでしょうか?

また、流行っているから何となく料理デリバリーサービスを利用したりしていないでしょうか?

 

 

それらはもしかしたら、心理現象が働いて支出が発生しているかもしれません。

今回は、知って自覚するだけで自分の可処分資産・時間を守事ができるかもしれない心理現象を紹介します。☺︎

 

 

スマホの普及もあって、どの企業も自社製品を売り込むために様々な手法を取り込んだ広告に力を入れています。

本当に自分が納得して製品を購入しているのであれば問題ないのですが、何となくで支出が発生している可能性があります。

 

 

企業の戦略による支出が抑えられれば、自身の可処分資産が最大化できます。

それにあたって本記事が参考になると思いますので、是非最後まで読んで下さい。☺︎

 

 

一貫性の原理

一貫性の原理は、一度決断した事をその後も貫き通したくなるという心理の事です。

 

試食・試飲・試供はこの原理を利用して、無料の提供から購入に繋げようとしています。

提供を受けた側としては、相手からの提供に対して承認の判断を一度しているので、その後の提供も承認しやすくなっています。

 

 

この原理に負けて支出を増やさないために、大して興味の無いものには無料であっても受け取らないようにしましょう。

もしくは鋼の精神で、無料の提供は受け取って、有料になった途端にキッパリ断りましょう。

 

 

申し訳なく感じる事はありません。

そもそも自分が要求したものではなく、相手が勝手に提供し始めたものなので。

 

 

また、相手は心理学を利用して、自分を洗脳しにかかってきているので、相手を思いやる前に自分を守りましょう。

 

 

返報性の法則

返報性の法則は、「相手から好意を受けた時に自分も相手に変えさなくては!」っと感じる心理です。

 

 

試食・試飲・試供については一貫性の原理だけでなく、返報性の法則にもあてはまりますね。

 

 

他の身近な例だと、家電量販店などで製品の説明を聞いている内に値下げの提案を受けると値下げしてくれた相手に対して、購入を持ってお返ししたくなるといった具合です。

 

 

また、SNSで「いいね」を貰った相手には自分も返さなきゃと、自分の意思とは関係なく可処分時間を削って「いいね」しまうのもこの心理です。

 

 

こちらの心理に対しても、自分が要求した訳ではないものを相手が勝手に提供しているだけなので、この事実を認識して自分の可処分資産・時間を守りましょう。

 

 

なお、自分が相手に要求したものに対して相手が対応してくれた事に対しては、何かしろの好意を返すようにして下さいね。笑

何でもかんでも返さなければ良いという訳ではないので、状況に応じて対応して下さい。☺︎

 

 

ツァイガルニク効果

ツァイガルニク効果は完成されたものよりも、未完成のものの方が緊張感が持続しやすく、記憶に残りやすいという効果です。

この効果はテレビ番組のCMに良く使われます。

 

 

番組の途中、続きが気になるタイミングでCMを挟む事により、緊張感が増している状態で流れたCMが記憶に残りやすいためです。

また、ランキング形式で商品紹介をしていき、1位の発表前に告知を入れてくるのもツァイガルニク効果を利用したものです。

 

 

また、動画や記事で、無料である程度のところまでは見えて、最後の部分や一番重要と煽ったところは有料に設定しているものも、この効果を利用しています。

更に、視聴者は一度視聴すると決めている訳ですから、一貫性の原理も働いて自分の中で完結させるためについつい支出が発生しがちです。

 

 

見極めは重要ですが、個人的にはツァイガルニク効果を利用して小出しに情報を出しているなと感じたら「自分を洗脳しにかかっているのでは?」と疑ってかかります。

この効果を利用してくる相手にカモにされないように気を付けましょう。

 

 

サンクコスト効果

サンクコスト効果は、これまでお金や労力をかけてきたものが断ち辛く、継続してしまう現象です。

 

 

投資した銘柄の株価が下がり続けていても「ここまで辛抱して持ち続けたのだから…。」と損切り出来なかったり、契約している保険の利率が悪い事に気が付いても、元本割れによる一時的な損失を嫌って解約出来ないのもこの効果によるものです。

 

 

これに対する対策は「このまま継続した場合」と「違う選択をした場合」でどっちが自分にとって好ましいか、定量的に評価しましょう。

具体的に定量化する事で冷静かつ正しい判断がしやすくなります。☺︎

 

 

僕自身、最近サンクコスト効果を乗り切って、契約していた大手キャリアのスマホ通信回線から格安SIMに乗り換えました。

 

 

スマホ本体代を48回払いのところ、24回払い終わった段階で機種変更をすると残りの24回払い分の料金が無料になるキャンペーンを利用していましたが、結局キャンペーンを利用する事なく、16回分払った時点で格安SIMに乗り換えました。

 

 

正直、サンクコスト効果が働いて「せっかく16回払ってたのに、キャンペーンの特典も受けられずに辞めるのは勿体無い!」とか、「それだったら最初から格安SIMにしておけば良かった!」などの感情が出てきました。

 

 

ですが、乗り換えた時と乗り換えなかった時で今後3年間支払う累積額を計算したところ、格安SIMに乗り換えた方がお得だったので、乗り換えました。☺︎

 

 

結局、本体代は全額払う事になり、キャンペーン利用料を払ったものの利用しない結末になりましたが、トータルで支払う額を考えると得するので問題ないです。

 

 

サンクコスト効果は要するに一貫性の原理に該当します。

こちらは、身近でよく遭遇する事例であったので、別途ピックアップして紹介しました。☺︎

 

 

ちなみに、サブスクリプションモデルのサービスを何となく契約し続けているのはこの効果が働いている可能性があります。

今月で契約を切ったら無駄な支出を抑えられると分かっていても、今まで支払い続けてきた事が無駄になるような心理になります。

 

 

ここでサンクコスト効果が働いて「今まで支払い続けてきたお金や労力を無駄にしたくない。」という風な具合になります。

損切りできるようになりましょう。☺︎

 

 

バンドワゴン効果

バンドワゴン効果とは、多くの人が支持・消費しているものに対して信頼や安心をしてしまう効果です。

 

 

具体例としては、行列ができているお店が魅力に感じたり、人気ランキング1位の商品が魅力に感じるといった具合です。

それがサクラなどを使って意図的に作られていてもこの効果は働きます。

 

 

また、恋愛においても、モテている人物が「モテている」という事実がさらにその人物をモテさせるといった具合です。

 

 

これに対する対策ですが、繰り返しになりますが、そのヒト・モノ・コトの本質を見るようにしましょう。

 

 

行列やランキングやモテているというのは数字を操作する事でいくらでもその状態を作る事ができます。

「人気があるから何だ?」という視点でそのものの価値を自分の価値観で判断しましょう。

 

 

何となく魅力に感じているなと自覚できれば「もしかして今、バンドワゴン効果にやられている?」と、一度我に返り、そのものの本質を正確にとらえるように心掛けましょう。

 

 

単純接触効果

単純接触効果は人やモノに対して繰り返し接する事で、警戒心が無くなり好意を抱く心理現象です。

 

 

当たり前かもしれませんが、初対面の人よりも何回か会った事や話した事がある人と接する方が警戒心は無いはずです。

これが単純接触効果です。

 

 

ただ、一度嫌悪感を抱いた相手やモノに対しては、効果が無いばかりか、接する度に嫌悪が増す事もあります。

なので、何でもかんでも効果があるものではありませんが、嫌悪を抱いていない人やモノに対しては基本的に効果があります。

 

 

テレビのCMではこの効果が良く働いています。

繰り返して目に入る事で次第に警戒心が解けて、次第に信頼や好意を抱くようになり、気が付けば製品を購入している事があった経験が誰しもあるかもしれません。

 

 

この効果を個人的に上手く利用しているのが、グーグルの広告です。

インターネットやSNSを利用しているとバナーが画面の左や右側に出て来たり、広告画面が表示されたりするはずです。

 

 

グーグルは各自がインターネットで何を検索したかや、ネットショッピングでどんな商品を見ていたかのデータを収集しています。

そして、収集したデータからAIの技術を使って、その人が関心があると判断した製品の広告を表示するようになっています。

 

 

単純接触効果は「嫌悪感を抱いたモノ」以外のモノであれば効果があるので、AIで「嫌悪感を抱いたモノ」の表示を避ければ、インターネット利用者に対して効率良く広告が出せます。

 

 

単純接触効果に対する対策ですが、購入を検討している製品の本質を見極める他ありません。

 

 

意図的に広告などを視界に入れない事ができれば、単純接触効果による購入促しを防げられます。

しかし、視界に入ってくるものを意図的に避ける事は現実的ではありあません。

 

 

購入を検討する段階で既に単純接触を繰り返して受けている場合は少なからず、効果を受けています。

その中で、本当に自分に取って必要なモノかどうかを都度鋼の精神で判断するように心掛けて下さい。

 

 

権威への服従原理

権威への服従原理とは、権力や地位を持っている人の意見は全て正しいと認識してしまう心理現象です。

この効果は個人的によくSNSで利用されているのを見かけます。

 

 

Youtubeで「年商○○億稼いでいる~」「ブログで年間○○万円稼いでいる~」と前置きで自己紹介しているのをよく見ます。

Youtubeは基本的に無料コンテンツなので、資産を騙し取られるといった事が無いので、良心的ではあります。

 

 

ちょっと悪徳だなと感じるのは、上記の様な権威の紹介をした後に「必ず○○万円稼げる投資法」「○○万円稼げるネットビジネス」といった有料の情報商材です。

全ての有料の情報商材が悪徳だとは思いませんが、何万円もするものは一度疑ってみる事をおすすめします。

 

 

受け手からすると、「○○さんと同じく○○万円稼げられるなら○○万円の情報商材買ってみるか!実際に稼いでいる人が言っているんだから間違いないでしょ!」といった具合になっていると思います。

 

 

また、「モデルの○○さんも使っている美容に良い○○」とかも権威への服従原理を利用した広告になっています。

ちなみに、「権威」ですが、上記のバンドワゴン効果によって得た信頼も「権威」になりえます。

 

 

権威への服従原理への対策ですが、他と同じく、相手が発信している情報や製品が本質的に良いかどうかを見極めましょう。

大事なことなので、単純接触効果を利用して複数回この文言を視界に入れさせて頂きます。☺︎

 

 

そして、見極める際は「もしかしたら自分は今、権威への服従原理で相手の情報を鵜呑みにしていないか?」と意識するようにして下さい。

 

 

最後に

今回は自分の可処分資産・時間を守るために自覚すると有効と感じた心理現象を7つ紹介させて頂きました。

 

 

何となく流行っているからとか、今まで使い続けてきたものだからと、大して有益でないモノ・コトに支出が発生していたのであれば、これを良い機会にバッサリ断捨離してしまいましょう。☺︎

 

 

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最後まで読んで頂きありがとうございました。☺︎

 

 

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