【テクニカル指標6選!】これだけは押さえておきたいサイン

「株価のチャートを見ているとよく分からないグラフや棒があるけど何コレ?!」

株式投資をされている方は、一度はこのような事を思った事は無いでしょうか?

 

 

こんにちは。

お金と時間と心理学が好きなサラリーマンの、なかお(@nakao_fintime)です。☺︎

 

 

株価のチャートに表示されるよく分からないグラフなどは「テクニカル指標」です。

これは、これから株価が上がるのか下がるのか、また、買い時かどうかを見極める一指標となるものです。

 

 

今回は投資をする上で、これだけは押さえておいて欲しいと感じたテクニカル指標を紹介します。

 

 

今回の内容は個別株に投資する際に活用する情報で、投資中級者向けの内容になっています。

テクニカル指標の設定値などについても紹介してますので、できれば証券口座アプリの株価チャートと合わせて読むことを推奨します。☺︎

 

 

投資初心者の方は以下の記事もよかったら参考にしてみて下さい。(投資信託は個別株投資と比較して、ローリスクローリターンなので、投資初心者の方には特におすすめです。☺︎)

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※テクニカル指標は株価のトレンドを判断する上で一指標となりますが、必ず当たるというわけではありません。

1つのサインで判断するのではなく、会社の業績や複数のサインなどから総合的に判断して下さい。☺︎

 

 


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移動平均線

移動平均線は終値の平均値を結んだグラフです。

平均値を算出する範囲(期間)はアプリなどの設定によって変更できます。

 

 

コレが必ずしも正解!という設定は無く、人によってアレンジして設定されます。

よく使われている設定は以下となっていますので、初めて設定される方は以下の設定をして、必要であれば各自の経験などに基づいて徐々にアレンジしてみて下さい。☺︎

日足:5日、25日、75日

・週足:13週、26週、52週

・月足:12ヶ月、24ヶ月、60ヶ月

 

 

移動平均線から読み取れるサインでポイントを押さえておいて欲しいのは以下3つです。

・「短期」「中期」「長期」の線の向き(※上記の設定で日足の場合は5日、25日、75日線)

・移動平均乖離率

・ゴールデンクロス、デッドクロス

 

 

■「短期」「中期」「長期」の線の向き

「短期」「中期」「長期」の平均線が全て上向きの場合は上昇トレンドのサインです。

保有している株のチャートでこのトレンドが出ている場合は、保有継続(ホールド)の選択をするのが定石と言えます。

 

 

■移動平均乖離率

移動平均乖離率は移動平均線に対する株価の乖離率です。

東証一部上場企業銘柄の株価であると、5日線基準だと±10%、25日線基準だと±20~30%で買われ過ぎ、売られ過ぎと一般的には判断されます。

 

 

買われ過ぎ、売られ過ぎの状態であると、一時的な調整売りや買いが入る可能性が高くなります。

 

 

しかし、±何%で調整売りや買いが入るかについては、数字単体ではなく、その銘柄の過去のチャートを見て、おおよそ±何%時点で調整の売り買いがされているか併せてチェックしてみて下さい。☺︎

 

 

■ゴールデンクロス、デッドクロス

ゴールデンクロスは5日線が75日線を下から上に突き抜ける事を指し、上昇トレンドへの転換サインです。

 

 

また、5日線が25日線を下から上に突き上げる事をミニゴールデンクロスと言います。

ミニゴールデンクロスはゴールデンクロスに比べると、少し弱いサインにはなりますが、一転換点のサインとして判断する事ができます。

 

 

逆に5日線が75日線、25日線を上から下に突き抜ける事をデッドクロス、ミニデッドクロスと言います。

これは、下落トレンドへの転換サインです。

 

 

ティック回数(出来高)

ティック回数は約定(株の売買が成立)した回数を指し、出来高は売買された株の量を指します。

ティック回数、出来高が急に高い値を出した時を「初動」と呼び、初動以降に上昇または下落を加速または転換するトリガーとして見る事ができます。

 

 

上昇する時に見られる場合は、企業の決算が市場予測を上回った時や、自社株買いを発表、株式分割を発表など、好材料が発表された時などが多いです。

 

 

逆に、決算内容が悪かったり、悪い社会情勢(2020年のコロナショックなど)によってティック回数や出来高が急上昇した場合は、下落トレンドのサインとして見る事ができます。

 

 

MACD(Moving Average Convergence Divergence)「マックディー」

MACDは直訳すると移動平均収束拡散となり、売り買いのトレンドを判断するための指標です。

 

 

MACDは以下の2つのラインの動きを活用します。

・MACDライン:長期と短期の2本の指数平滑移動平均(EMA)の差を1本のラインで表したもの。

・シグナルライン:MACDラインの値をある期間で平均したものをラインで表したもの。(変化に緩やかに反応する。)

※EMA:Exponential Moving Average

 

 

そして、以下のタイミングで売り買いのサインを判断します。

・MACDラインとシグナルラインの交差。
・MACDライン、シグナルラインと0ライン(値が0の線)の交差。

 

 

MACDラインがシグナルラインを下から上に突き抜けた時は買いサイン、逆に上から下に抜けた時は売りサインとなります。

 

 

また、MACDラインとシグナルラインが下から上に0ラインを突き抜けた時は買い継続、逆に上から下に抜けた時は売り継続のサインとなります。

 

 

ここで、株価の動きに対して、逆のサインが出る事を「ダイバージェンス(逆行)」と言います。
具体的には、上記で説明した売りサインが出ているにもかかわらず、株価が上昇しているといった感じです。

 

 

この場合、上昇のトレンドの終わりが近いという事を表すサインとして捉える事ができます。

 

 

MACDを使ってチャートを見る際は投資方針に応じて設定します。
初めてMACDを使う方は以下の「中期」の設定をして、以降必要であれば、自身の経験をフィードバックして設定をアレンジしてみて下さい。☺︎
期間期間1(日)期間2(日)シグナル(日)
短期6199
中期12269
長期19399

 

 

RSI(Relative Strength Index)「アールエスアイ」

RSIは総対力指数と言い、0~100%の値で、現在その銘柄が買われ過ぎもしくは売られ過ぎなのかを示すサインに用います。

 

 

設定した任意の範囲で、株価の終値ベースによって上昇変動もしくは下落変動の勢いを示します。

RSIが20~30%の時は売られ過ぎ、70~80%の時は買われ過ぎというサインです。

 

 

MACDの時と同様に、RSIもダイバージェンスが存在します。

RSIが天井(グラフの極大)をつけた時、前回につけた天井よりも低く、株価が前回よりも高い値であった時に、下落への転換点が近い事を指します。

 

 

具体例としては以下の場合です。

・前回:株価5000円、RSIの天井80%
・今回:株価5500円、RSIの天井70%

 

 

逆もしかりで、以下の場合は上昇への転換点が近い事を示します。
・前回:株価5000円、RSIの底20%
・今回:株価4500円、RSIの底30%

 

 

算出期間の設定ですが、14(日足)を使うのが一般的です。

ただしコチラもMACDと同様に、これまでの推移や自身の経験に基づいて必要に応じてアレンジするのも可です。

 

 

参考までですが、短期的なトレンドを見る際には9(日足)を用いられる事もあります。

また、一般的に設定される期間をまとめたのは以下です。ご参考まで。☺︎

・日足:9、14、22、30、42、52

・週足:9、13

 

 

RCI(Rank Correlation Index)「アールシーアイ」

RCIは順位相関指数と言い、-100%~+100%の値で、株価の上がり始め、もしくは下がり始めのタイミングを見極める指標です。

設定した任意の範囲で、株価の終値ベースによって、「その日の終値の順位」と「各日間の終値の差異」を用いてRCIを算出します。

 

 

一般的には-80%で売られ過ぎ、+80%で買われ過ぎとされており、以下のサインがあります。

・底値圏からの反発:-95%から反発

・上昇トレンド転換:-80%ラインを下から上に突き抜ける

・下落トレンド停止:マイナス圏(-100%~0%)で反発

・天井圏からの反落:+95%から反落

・上昇トレンド転換:+80%ラインを上から下に突き抜ける

・上昇トレンド停止:プラス圏(0%~+100%)で反落

 

 

RCIの算出期間設定値ですが、9(日足)が多く使われています。

また、一般的に以下の設定値から複数のRCIグラフを表示させて、これまでの推移と総合的にトレンドを判断します。

・日足(短期):5、9、13

・日足(中長期):18、22、45、75

・週足:9、13、26、42

出典:https://www.sevendata.co.jp/shihyou/technical/rci.html#04

 

 

RSI同様に、上記の設定値を参考にして、これまでの推移や自身の経験に基づいて必要に応じてアレンジするのも可です。

 

 

ちなみにですが、僕は個人的に以下の設定でRCIを見ています。ご参考まで。☺︎

日足;9、45(9週相当)、65(13週相当)

 

 

DMI(Directional Movement Index)「ディーエムアイ」

DMIはトレンドの方向と強さ、大きさを示します。

設定した任意の範囲で、各日の高値と安値を用いて、プラスマイナスのDI(Directional Indicator)、各日の値動きの幅を用いて、ADX(Average Directional Movement Index)を算出します。

 

 

また、それぞれ以下の意味合いを持ち、総合的にトレンドを判断します。

・+DI:上昇トレンド

・-DI:下落トレンド

・ADX:トレンドの強さ、大きさ

・ADXR:当日のADXと任意日前のADXの平均(ADXの向き確認)

 

 

DIについては以下のポイントからトレンドを把握します。

・上昇トレンド:+DIが-DIより上にある場合

・下降トレンド:-DIが+DIより上にある場合

 

 

そして、以下の観点から売り買いのタイミングを判断します。

・買いサイン:+DIが-DIを下から上に突き抜けた時

・売りサイン:-DIが+DIを下から上に突き抜けた時

 

 

また、ADXで以下のようにトレンドを把握します。

・トレンド開始:下落から上昇に反発

・トレンド継続:上昇

・トレンド終了:上昇から下落に反落

・トレンド無し:下落

 

 

ここで、ADXが25以上の時はトレンドに依存する流れが強い事を示し、25未満の時はトレンドにあまり依存しない流れである事を示します。

また、ADXRも用いて、ADXが示すトレンドの強さを判断します。

・トレンドが強い:ADXが下からADXRを上に突き抜ける

・トレンドが弱い:ADXが上からADXRを下に突き抜ける

 

 

DIやADXを算出する設定期間ですが、一般的には全て14(日足)に設定する事が多いです。

もう少し中長期の範囲でトレンドを把握するために28(日足)を用いる事もあるので、ここらの範囲で試行錯誤してみて下さい。☺︎

 

 

当記事では各項目の算出方法を割愛しました。

もし、興味がある方は以下のリンクを参考にしてみて下さい。☺︎

 

 

最後に

今回は株価のチャートを見る上で押さえておいて欲しいテクニカル指標を紹介しました。

 

 

基本的には、1つのトレンドやサインだけではなく「複数のトレンドやサイン」、また、「過去の株価チャートでどのタイミングでこれらが発生していたか」をチェックして総合的に判断して下さい。☺︎

 

 

また、株式投資で一番大きなトレンドは「長期で保有するとプラスになる」という事であると個人的には思っています。

これを認識した上で、売り買いの一判断材料としてテクニカル指標を用いると良いと思います。☺︎

 

 

また、リスクが大きくなるので、あまりおすすめは出来ないですが、短期トレードでハイリターンを狙う際は尚更チェックしておいた方が良いと思います。

 

 

※繰り返しますが、ギャンブル性があるので、短期トレードはおすすめはしません。

社会情勢が変化し、結果として短期トレードになる事はあるかとは思いますが。

 

 

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最後まで読んで頂きありがとうございました。☺︎

 

 

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